写真でわかる!塗り替えのサイン
外壁、屋根以外に雨樋(雨水を集め地上へ導くための設備)や、ベランダの鉄部の劣化は塗り替えのサインです。早期の点検、早期の修繕が出来れば、費用も時間も最小限に抑えられることが出来るケースが多くあります。
外壁の塗装なら10年に1度が塗り替えの目安です。
屋根の塗装は紫外線からのダメージが大きいので8年が目安です。
状態や立地環境、使われている材料、屋根の形によっても目安は前後しますので、あくまでも参考としてください。
!見て、さわってわかる!
建物からの塗り替えサイン!
「どこを見たらわかる?」「どうなっていたら塗り替えを考えるべき?」
住んでいらっしゃる方が一番に建物からのサインを受け取りやすいものです。どんなサインが出るのか実際の例をいくつか挙げてみます。
1、コーキングのひび割れ(外壁)⇒建物内部に水が侵入する可能性あり
・中央からひび割れ
・サイディング(外壁)との間に隙間ができている
・コーキングの下地が見えてしまっている
・コーキング自体が欠落している
水分が入り込み、内部を傷めてしまう前にコーキングの増し打ち、または打ち替えが必要です。
2、カビ・コケ(屋根、外壁)⇒美観を損ね、アレルゲンになる可能性あり
カビやコケ自体が建物に悪さをするわけではありません。
ですが、放っておくと空気中のホコリや土、水分が付きさらに増えてしまい、
建物にとって重要である『美観』が損なわれてしまいます。
さらに、汚れがカビやコケにつくということは、汚れのたまり場所になってしまいます。
特にカビは、人間に対してアレルゲンになることもあるので早めの対応が必要です。
3、ひび割れ⇒下地へのダメージが増える可能性あり
4、チョーキング現象⇒紫外線、熱による塗膜の劣化
経年劣化により、外壁は写真のようなチョーキング現象が起きます。太陽からの熱、紫外線、砂ぼこりなどの自然からの汚れの蓄積により、塗膜が劣化したことを示しています。先述にもあるカビや苔、ひびなどの原因にもなります。
チェックする時は、日当たりのいい壁をさわってみるとわかりやすいです。
5、色とび・変色(屋根、外壁)
365日24時間、紫外線や熱、雨風にさらされている屋根や外壁の塗膜が劣化し、色とびや変色を起こします。こうなると、例え機能性塗料だったとしても、建物本体を守るための防水効果や遮熱効果などの本来の力を発揮できません。早めの対策として、まず建物の診断と検査をおすすめします。
特に屋根は太陽からのダメージが大きいものですが、なかなか見る機会のない場所です。屋根の検査で登ってみると、瓦の破損が一緒に見つかることもあります。それも兼ねて、日頃から建物の健康診断をしたほうが良い、と言えます。
0コメント